インタビュー記事

洲鎌 芳美
院長洲鎌 芳美 先生
洲鎌 亮
整形外科アドバイザー洲鎌 亮 先生

自宅にサンプルが溢れた部屋ができるくらい
打合せやショールーム見学も積み重ね
照明やバックヤードまで納得の仕上がりに。

すがま呼吸器内科・整形外科クリニック

すがま呼吸器内科・整形外科クリニック 様

https://www.sugama-cl.com/

  • 一般内科
  • 呼吸器内科
  • 整形外科
  • リハビリテーション科
  • 新築
  • 2020年7月

担当者

長渡 和久
営業長渡 和久
北村 統之
設計北村 統之
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コンパスは先生方にとってどんな存在でしたか?

親身になって相談に乗り、私たちの希望に丁寧に対応し実現してくださった。
これからも多くの医師の夢を実現に導きながら、建築する方の指標にもなっていただきたいと思います。

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期待するクリニックができましたか?

期待以上、想像以上ですね。
医療業界に特化しているコンパスさんだからこその視点で多くのアドバイスをいただき、設計・施工いただきました。私たちにとっても非常に勉強になりました。

先生方の素敵な雰囲気をクリニックで表現したいと強く感じました

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初めてお会いした時、仲睦まじくて穏やかで、なんて素敵なご夫婦だと思いました。そんなお二人の雰囲気がそのまま映し出されたようなクリニックにしたい…と言う想いで楽しく進めさせていただきました。実際に出来上がった空間を見ていただくと、誰もに「洲鎌先生らしい!」とおっしゃっていただいています。

竣工前エピソード

「町のお医者さんになりたい」
という夢を実現するために。

まずは、ここ大阪・緑橋で開業された理由をお聞かせください。

私には、気軽に体調不良等の相談ができるような「町のお医者さん」になりたいという夢がありました。地域の総合病院に長年勤務してきましたが、日本の医療体制が「かかりつけ医制度」を勧めるなかで夢を実現するには開業しかないと思ったのです。
 
今では4人の子どもがいますが、2人目の子どもが生まれた後、ここ緑橋にある実家のそばに戻ってきたのもあり、開業するなら私や家族を育ててくれた場所で地域の皆さんに恩返しをしたいとこの土地を選びました。

クリニックを開業する場合は診療圏調査をもとに場所を決められることが多いと思いますが、私たちはこのエリアに絞って土地を探し、2年かけて見つけることができました。

2年間も!このエリアの皆さんに恩返しをされたいという気持ちがあってこそですね。では、コンパスはどうやって探されたのでしょう?決め手は?

インターネットで検索したらコンパスさんが出てきまして。ホームページの施工事例を拝見し直接電話してみました。
すると、長渡社長が「いいですよ」とお返事くださりホッとして(笑)。
 
土地を仲介してくださった不動産屋さんからもご紹介いただくなど色々と検討したのですが、コンパスさんが最も相談しやすく、こちらの意見を聞きながら一緒に作り上げてくださる雰囲気があってピンときましたね。

イメージがわきやすい図面を提案してくださったことが良かったですね。こちらの要望は「診察室が3つあって、広々としたリハビリ室が欲しい」というような大まかなものでしたが、漠然としたイメージをひも解き、私たちが求めているものを紙に落とし込んでくださいました。

なぜそうするのかという“理由”を聞けたから、疑問を残さず前に進めた

運命の出会いだったコンパスとの印象的なエピソードを教えてください。

長渡社長や北村さんには自宅にお越しいただいて打合せをしていたのですが、サンプル部屋ができるくらいサンプルを持ってきてくださいました(笑)。そうですね…週に1~2回打合せをして週末はメーカーのショールームに行っていましたね。
とにかく選択肢をたくさん準備してくださり、一つひとつの案に対しての説明があり、質問にも丁寧に答えてくださった。
それにつきますね。

図面の修正を何度かお願いしましたが、こちらの希望をそのまま受け入れるのではなく、患者さんやスタッフの動きまでを熟考しながらご対応いただきました。車椅子の患者さんや、すれ違う方のことも考えた動線やトイレのサイズについても「なぜそうすると良いのか」という説明をいただき、疑問を残さず次に進むことができましたね。
また、模型も作ってくださったので、立体的なイメージがわきやすかったです。

戸建ての場合はより一層、スケール感がわかりにくいですしね。
屋根の方から覗き込むような形でイメージをつかんでいただくことで、建ってからの相違が無いように工夫することも私たちの役目です。

すべての方にとっての使いやすさも大事ですし、スケール感も確認できると安心ですよね。
建築中の思い出はありますか?

その頃はまだ病院に勤務していた都合でなかなか現場を見に行けなかったのですが、建築過程の写真を松岡さんが撮影してスマートフォンで確認できるようにしてくださり、本当に安心してお任せすることができました。

近隣の方への工事のご説明なども上手く対応してくださり感謝しています。

ありがとうございます。
私たちは設計や施工を担当する者として責任を持ち、対応するようにしています。もちろん、時と場合に応じて「先生方にとって最も良い方法とは?」を考えながら、近隣の方がご納得いただけるよう進めています。

竣工後エピソード

良い意味でクリニックらしくない
「都会のオアシス」のようなリラックスできる場所

無事に先日開業され、本当におめでとうございます。実際の使い心地はどうでしょうか?

非常に良いです!
コンパスさんのアドバイスで作った収納や倉庫、隔離室も便利です。取っ手のないドアも引っかかりにくいですし、スタッフルームも結構くつろげる・・・という声も聞きます(笑)。
 
良い意味で「クリニックらしくない」んですよね。
外観はもちろん、受付や間接照明、待合の落ち着いた雰囲気、広々としたリハビリ室、そして全体の統一感も気に入っています。

リハビリ室は「スタジオ風にしてください」とお願いしたのですが、その目標に向かって構想してくださり、天井を高くしたり、柱を取り除いたり、木造なのに2階は鉄骨を使用するなど試行錯誤してくださいました。
 
2階にリハビリ室を作るのは振動が下に伝わるため難しいとのことでしたが、とても快適に使えています。

リハビリ室のどこにガラスを張ればより広く見えるのかを検討したのも良い思い出ですね。木造に梁だけ鉄骨を使うなど、結果的に特殊な構造になりましたが、ご満足いただけて本当に良かったです。

リハビリ後にお化粧なおしをできるパウダーコーナーを設けたり、一人でゆっくりお待ちいただける待合スペースなども作って良かったですね。
全体的に温かい雰囲気で居心地の良い空間を作りたいと思っていましたが、実際に「都会のオアシス」のような場所ができたと感無量です。

確かに!ここにいるとなぜか癒されます。しつこくて申し訳ないですが(笑)、コンパスに依頼されてどうでしたか?

私たちの希望通りのクリニックを作ってくださった。これにつきますね。
クリニックの設計や建築に精通されているので、ご一緒することで多くのことを学べました。クリニックのロゴもお願いできましたし、ホームページ、申請関係のこともアドバイスをいただけて有難かったです。

やはりコンパスさんは依頼主の特徴を見抜くのが上手ですね。
依頼主に合った担当者を決め、希望に沿った計画を立てて実行されるのだろうと。だから満足度も高くなるのではないかと感じました。

「予防」から「手術を含めた整形外科の治療」まで
患者さんをトータルにサポート

最後に、当クリニックが目指されていることと、これからの夢をお聞かせください。

当院では、院長が専門とする呼吸器内科をはじめ、地域の総合病院で内科医として積んできた多くの経験を活かした内科全般の診察・治療を行っています。
 
整形外科については、現時点では内科のサポートという位置づけで、内科にかかられている患者さんを予防医学の目線で対応しています。担当する整形外科専門医はすべて大阪市立大学整形外科局所属の勤務医であり、実際に手術を行っている医師です。
漠然と保存的治療を続けられている患者さんに手術も含めた治療を提案・相談し、治療方針を決めていきたいと考えています。医療は常に進化しており、最新の知識や技術の習得は不可欠ですが、当クリニックでは他のクリニックではなかなか聞けないような治療の提案も目指しています。
 
また、心と身体のリラクゼーションを目的とした機械によるマッサージや牽引、低周波治療なども行うなど、患者さんをトータルにサポートしていきたいと思っています。

日中働いている方も意識し、夜(19~20時)にも開院することで、疾患の「予防」を意識した診察や取り組みを行っていきたいですね。
そこで、今後はリハビリのスペースでヨガやトレーニングなどの教室を開いたり、カンファレンスルームで患者様向けの勉強会を開いてみたいなど夢は尽きません。
クリニックはまだ始まったばかりですが、アフターフォローもしてくださっているコンパスさんと共に、これからも地域の皆さんの手助けになれるよう精進していきたいと思っています。

どうもありがとうございました。

すがま呼吸器内科・整形外科クリニック

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