歯科の配管

歯科の配管の多さはどの科目よりも群を抜いていますが、特にチェア(診療台)に関する配管は

専門のメーカーさん、業者さんたちの総力の結集されるところと感じております。

大体この辺に立ち上げるというのでは駄目で、地面に直接マーカーとスプレーで位置出しをされる程です。

給水、排水、バキューム、エアー、口腔外バキュームなど必要な種類と経路のややこしさは迷路のようです。

写真は現在担当している歯科さんの現場です。メーカーさんの丁寧な指示に基づき、床から無事ににょきにょきと配管が出てきました。

歯科の設計の際には機器の配管経路が難しく、毎回メーカーさんや技術の方に教えてもらいながら知識と経験を積ませて頂いています。

消毒流しや技工流し、手洗いキャビネットといった、製作の家具類も歯科の意匠や仕様はとても凝っているので、次回は歯科の製作家具についてお話しさせて頂こうと思います。

 

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清潔できれいなクリニックをつくるために…

私のFacebook友達であり、姫路で歯科医院の清掃を専門に行なっておられるクリーンワークスの小林さん、整理・片付けのコンサルタントの今蔵さんを弊社にお越しいただき、弊社の設計課スタッフと「清潔できれいなクリニックをつくるため」の意見交換会を行った。

以前より、私がクリニックの改装や移転のお話をお聞きする時に、クリニックの維持管理について、 “ 訪れる患者さん目線 ” で考えておられないクリニックも意外と多いことが気になっていた。特に清潔感や片付けの観点で言うと、患者さんがそのことにご不満を持たれているケースが非常に多い。
特に、きれい好きの患者さんにとっては、清潔感に欠け、片付いていないクリニックは、相当に居心地が悪いとのこと。

特に改装や移転のご相談を受けるクリニックでは、長年の片付いていない状態に慣れてしまっている傾向があり、患者さんが入られる部屋であっても、清潔に維持されていない、片付いていない…と言った状態が見受けられ、私も気になって仕方がないと言うのが実情だ。

設計の打合せをしていると、「収納が無いから」と言う話をお聞きすることが多く、「とにかく、収納をたくさんつくって欲しい」とご要望されるが、私が調べた限りでは、そうしたクリニックほど、収納に使われていないものが押し込められていたり、今ある収納を使いきれていないケースが多い。そんなことに問題意識を持ちながら、何とかならないものかと各方面で情報発信しているうちに知り合ったのがお二人…私は、お二人にお会いして事があったが、小林さんと今蔵さん、そして、弊社の設計課のスタッフは、今回、はじめてお会いすることとなった。

清潔な歯科医院を維持するために設計段階から、清潔に維持しやすい設計をしてほしいと考えていた小林さんが、診療室内に埃が少なくなる “ちょっとした” アイデアや歯科医院の汚れ方の特性、清掃の研究が進んでいるアメリカなどでは行なわれていて、日本では行われていない院内の清掃の考え方などをお話しいただき、弊社の設計課のスタッフもいつもと観点を変えて歯科医院を考えることができた様子。
小林さんともお話をして、今後はその知識や考え方を弊社ともコラボして、一般の医科のクリニックにも広げていきましょう!…と言うことに。

整理や片付けができていないクリニックについての今蔵さんとのお話では、単に収納を増やすことがクリニックの片付けには繋がらないと考えていた私の考えを確認し、院長先生自ら、あるいは、クリニック内で小姑となってもらえるスタッフをつくり、セミナーや講習を通して、考え方から変えてもらう必要もあるとの話になる。この話が、建築の話や設計の話かと言えば、違うような気もするが、今後はそれにとらわれないことも考えていかないといけないと実感した。

今後、継続的に意見交換会を行ったり、皆で清潔なクリニックづくりのためのセミナーやコンサルを協力してやっていこうと言う話になり、有意義な時間を過ごすことができた。

(今蔵さんのブログでもご紹介いただきました)
http://www.facebook.com/photo.php?fbid=409767009113863&set=a.150504388373461.35577.100002417011736&type=1&theater

(小林さんのブログでもご紹介いただきました)

http://www.facebook.com/cws.kobayashi/posts/473526099379026?notif_t=close_friend_activity

風邪をひいて、クリニックに行く。

一昨日から、風邪をひいて寝込み、今日、仕事を休ませていただいた。
インフルエンザの可能性もあるので、近隣のクリニックに検査に行った。

近隣には、弊社が設計施工させて頂いたクリニックもあるが、私はできるだけいろんなクリニックに行くようにしている。
いろんなクリニックの良いところ、悪いところなどを見ながら、弊社のクリニックづくりの今後を考えるきっかけにするためだ。

今日行ったクリニックは、地元でも、比較的、患者さんが多い内科のクリニック。
朝の8時半に行ったのに、待ち時間が1時間半以上もあったが、この待ち時間の問題は何か解決の方法が無いものだろうか…
気になるのは、おじいさんやおばあさんが多いこと…
たいてい、こうしたクリニックの場合、働いている人達や時間の無い人達は来にくい。
クリニックは、おじいさんやおばあさん、お身体の不自由な方 “ にも ”  使いやすいようにつくるが、働いている方や時間の無い方が、気軽に通えるクリニックがあっても良いのではないかと思った。

このように患者さんの視点以外にも、クリニックの建築の専門家としても、見る部分が多い。
今日のクリニックは、恐らく、地元の工務店か建築会社が設計施工したものかと思うが、各所において、弊社の仕様とは明らかに違う部分があった。
「この部分に既製品のこうした商品を使うと将来的にトラブルが出るだろうなぁ…」とか、「この辺の動線、こうおさめたら使いやすくなるのだけどなぁ…」とか、「この材料、こう言うつくり方をしたら、もう少し安くつくれるのになぁ…」とか…やはり、私達は数をつくってきているだけに、一般の工務店や建築会社とは、一つ一つの部分の見方が全く違うことが自身で感じられた。

私達の中に貯めてきたクリニックや調剤薬局の設計や工事に対するノウハウを、もう少し、一般にも公開して行っても良いのではないかとも感じた。

日本により良いクリニックが増えるためにも…

電子カルテのショールーム “ MEDi Plaza OSAKA ” にて打合せ

長年やってこられたクリニックを移転するプロジェクトの設計を進めているが、話の中で新たに電子カルテを導入する予定であるとのこと。
ドクターはじめ、既存クリニックにお勤めの皆さんが、電子カルテで何ができて、どういう流れになるかが解りにくいようだったのでお連れした。

僕らの設計では目に見えるカタチや空間を描くことも重要だが、目に見えないこうした流れを理解し、その業務の流れを提案しつつ、デザインすることがとても大切。
新規開業のクリニックであれば、我々が考えるベーシックで使いやすい流れを提案すれば、大抵、受け入れて頂けるのであるが、既存クリニックや既存薬局を改装・移転する場合、そこで培われた独特な流れや癖がある場合が多く、それを配慮してデザインしなければならない。
残すべき流れや癖もあれば、この際に無くして、新しいモノやコトに変えるべき場合もある。
こうした仕事は、他社ではできないだけにやりがいがある。

しかし、このMEDi Plazaのスタッフの皆さんは凄い!
知り合って、もう10年くらいになるが、恐らく、日本で一番、電子カルテを売ってる方だと思う。何でも良く知ってるし、新しいモノを導入するのに不安をもっておられるドクターやスタッフの皆さんに優しく解りやすく説明されて、その不安を解消されている。

…僕らも見習いたいと思います。 (^_^)/

(facebookのブログより http://www.facebook.com/nagato.kazuhisa )